そこさえ舐めてりゃいいってもンじゃねぇ!

そろそろブログを閉鎖します

ブログを書くのは何で苦痛なのかを頭ねじ切れるまで考えてみたら面白かった

ノートに書くのはできるけどブログを書くのは苦手。という人は多い気がする。紙のノートにはいくらでも話題を飛ばし、時にはグイーンと矢印を引っ張ったりして書ける。

ブログはそうはいかない。文章を人に読ませるにはキチンとした一本道を作らなければいけない。ピッコロの魔貫光殺みたいにな!

そう考えるとブログはコンクリート舗装に似ている。地面をコンクリで埋める。白線を引く。標識を作る。初めて来た人が歩きやすいよう真っ直ぐに。どれもこれも他人のためにある。

ノートは自分が読めればそれでいい。ナタを頼りにザクザクと森林を掻き分ける。切り開いていけばいい。地面はデコボコでかまわない。自分が歩ければいい。

十年以上前、詩人の最果タヒ『グッドモーニング』を読んだ。彼女の一作目だ。収録されている一つが気になった。詩の文字がグルグル~と回っていた。面白い試みだったけど、スポポビッチくらいうぜえなと私は思った。

詩は読まれてこそ詩。だけれどそれじゃあツマンナイッスねーって生まれたアイデアだろう。私の詩を分かって欲しいけど簡単に分かられてたまるか!という著者の自意識。私は付き合えなかった。そこは素直に行こうぜ!

やっぱり人前にものを出すときは素直に出した方がいい。

ただ、だからといって、素直を勘違いしてはいけない。手を加えないといけない。相手が歩きやすいように。地面のデコボコと雑草が良いんだよね~、と言ってる場合じゃない。そんな自意識はコンクリートの下に埋めてしまえ。